何回かにわけて、PC上のブラウザ閲覧だけでない各種デバイス、携帯電話、スマートフォン、iPadなど、MT5と携帯(モバイル)対応について考える。
大きく分けて４つの方法がある。
１．MT5ライセンスとパックになった携帯Pack（有料)
２．外部ソフト、ASPサービスを導入（有料)
３．携帯電話向け変換プログラム「MT4i」(無料)
４．携帯用テンプレートを自分で作成、カスタマイズ
携帯電話で展開する重要度や予算などに応じて、選択することになる。
１．MT5ライセンスとパックになった携帯Pack（有料)
MT5からは、Movable Type 5の新機能のひとつとしてシックスアパートから「Movable Type 5 携帯Pack」というサービスが正式に提供されている。
なので、1番簡単なのはこのライセンス版を購入することで実現できる。
ちなみにいちばん安い価格、
・Movable Type 5 携帯Pack （1サーバー・5ユーザー）126,000円
(MT5のみは63,000円)
これは、MT5以前でも「ケータイキット」として、開発会社から販売されていた。
２．外部ソフト、ASPサービスを導入（有料)
外部ソフト、ASPサービスは、価格と機能もまちまちであり、導入しているユーザの口コミやレビューなども少ないので、どれを選択すればよいものか正直悩ましいところである。
予算的なこともあるが、高額になればなるほど、本当に目的に合致したことが実現できるのか？選択にも慎重になってくる。
プラグインやソフト(ライセンス)販売しているサービス
・ケータイキット for Movable Type
MTOSとの組み合わせのときは、こちらを単体で購入する。
・モバイルサイトmaker for Movable Type
MTのDBを利用して、実現（その２でレビュー記事、準備中)
・クールでかっこいいMTテンプレート
・携帯対応のテンプレート販売
・無料のMTやWordpressのテンプレートを提供しているサイトの有料版のようである。
ASPサービス
・PLIMO
MovableTypeをベースとした携帯専用CMS
月額料金10,500円～
３．携帯電話向け変換プログラム「MT4i」(フリー)
MTのVer.3のときから対応しているありがたいフリーのプログラム。
MT5対応版は、開発中ということだがベータ版として公開されている。
どちらかというと、ブログとして運用しているMT向き。(CMSとしては見せ方に工夫が必要か？）
常にバージョンアップしているので、最新版へのこまめな対応が運用にはベストである。
４．携帯用テンプレートを自分で作成、カスタマイズ
これに関しては、各携帯キャリアに対応するための処理が必要なため、かなり大変な作業になる。
しかし、スマートフォンであれば、携帯電話に比べ、比較的簡単にテンプレート対応は可能と思われる。
これに関しても、今後の記事作成中。
と、いろいろな選択肢があるが、もともとPCはフリーの文化だが、携帯は課金の文化。
なので、携帯対応を行うとなると、PCでの展開よりもお金がかかるのは当たり前と思ったほうがよさそうである。
その費用対効果を生み出すためにも、安易な導入ではなく、モバイルマーケティングをしっかり組み立てた上での運用を行うべきである。
具体的な導入事例を次回は考察する。
