MT5.2で採用されたリッチテキストエディタTinyMCEで、テーブル(表組み)ボタンを拡張プラグインで追加する

2013年3月19日
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MovableType5.2では、リッチテキストエディタにTinyMCEが採用され、ようやく文字などの装飾関連が充実した。
とはいえ、文字色・背景色などの指定ができるようになったが、テーブル関連を指定するアイコンが存在しない。
ユーザにとって、以前から表組みをしたいという要望、例えば、
・画像を2列、3列で表示したい
・比較表を作成して分かりやすい説明を行いたい
など、使用シーンは多い。
これを実現させるには、拡張プラグインを追加する。
追加ではなくてデフォルトで採用して欲しかった機能である。
(なぜ、標準で搭載しなかったのか甚だ疑問だ)

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プラグインは、Movabaletype.jpのリンク先「Movable Type 5.2 のリッチテキストエディタを拡張する」でダウンロードが可能だ。
説明書きはそこそこに、この頁の最下部の説明にある3つのリンクのいずれかからダウンロードする。

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今回は、3番目の「TableFeatureForTinyMCE-1.02.zip」をダウンロードし解凍。
[mt-static]と[plugins]フォルダがあるので、MTのプログラムがある同フォルダにアップロードを行う。
これにより、テーブル関連のアイコンが表示される。
追加されたプラグインは、
システム>プラグイン の「システムのプラグイン設定」に追加されている。

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一時的に無効にしたい場合などは、ここで[無効]に変更する。
この拡張プラグインの追加で、テーブル関連のほとんどのことが詳細に設定できる。
一般タブで列行数などの基本設定、高度タグで枠色などの設定が可能である。

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また記事の中でもコーナーの四角部分や罫線をドラッグするだけで、大きさなどの調整もできる。

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表組みを作成すると、テーブル関連のアイコンが有効になり、行の挿入や結合も行える。
HTMLタグの構成もシンプルで段組もされているので、大枠をリッチエディタで編集し、その後HTML表示で調整することも簡単にできる。
表組みを丸ごと削除することは簡単には出来ないので、行を削除アイコンで1行ずつ削除していくのがよいであろう。