ウェブマスターツールのメニュー[クロールエラー]は、サイトエラーとURLエラーの2つの項目がある。
URLエラーはさらに4つの項目があり、その中のひとつ「見つかりませでした」がある。
ウェブマスターツールの説明として
Googlebot はこの URL をクロールできませんでした。この URL は存在しないページを指しているためです。基本的に、404 が発生しても検索結果でのサイトの掲載順が低下することはありませんが、このエラー情報を使用してユーザー利便性向上を図ることができます。詳細については、こちらをご覧ください。
SEO最適化には問題がないと書かれているので、Web改善の順位としては後回しとなりそうだが、ユーザの利便性ということでは該当するエラーページは早急に対応したほうがよい。
優先してに対応したほうが良いのは、リンク元が自サイトページである場合である。
エラーリストのURLをクリックするとウィンドウが表示される。
図の赤枠のURLは、実際このサイトでは存在しないページだ。
最初の検出が、前回のクロール日付より2年前。
放置しすぎですね(^^;)
タブメニューで、
[エラーの詳細]、[サイトマップ]、[リンク元]の情報が表示される。
リンク元タブメニューを表示すると、以下が表示。
この[リンク元]情報が自ページ(URL)である場合、そのページ内のリンクのURLが間違っている。
この場合、3ページが表示されているが、どのページも同じ1記事の同データが表示されているページである。
これはGoogleプレイスへの外部リンクを張っていたのであるが、相対パスでの記述+GoogleプレイスのURL変更のダブルミスが原因である。
外部リンクも記述ミスだけでなく、外部サイトのURL変更や削除があるものについても対応ができるツールでもあることが、このツールメニューの強みだ。
リンク先を修正し(または削除)、変更した自ページをアップロード。
この作業を終えたら、リンク元の[修正済みとする]ボタンをクリックする。
すると、エラーリストから削除される。
その他の404エラー「ページが見つかりませんでした」として、今回の自サイト10件のリストには
・自ページ記事である404エラーページを説明するために、あえて404エラーページを表示させるためにダミーとして記載したリンクページ
→これは記事の説明としては仕方ないので、そのまま放置。
・リンク元が他サイト
(1)すでに存在していないページ(削除されていた)が1件。
(2)ボットで集めたリンク集のページが1件、しかしこのページ、実際は正しく自ページにリンクされていたが、Googlebotが正しくURLを収集できていないようだ。
(3)自分のTwitterで投稿したページ、ブログを更新しましたとして、タイトルとURLを表記したページが2件。
リンク元にアクセスすると、URLのテキスト表示だけでリンクはされていないページだ。
そしてURLは正しく表記されている。
正しく自ページのURLが書かれているにも関わらず、GooglebotはURLの途中までしか収集できていない模様。
さて、このTwitterの投稿、2年以上まえのもので削除しようかと思ったが、もうしばらく様子を見ることにした。
ということで、10件中、6件を修正済みとし、4件をそのままとして経過観察することとした。
404エラー原因にも数種のパターンがあり、その原因を把握しながらエラーリストに対応していくことが必要である。
またリンク元が外部サイトの場合、その外部サイトが被リンクサイトとして、自社ページに有益と判断される場合は、必要に応じて、自社ページでの対応を行うことで、外部サイトからのユーザの利便性も視野にいれることができる。
この対応方法については、海外SEO情報ブログ「Googleウェブマスターツールで報告された404エラーの対処方法」が参考になる。