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2017年勝手にブックランキング・ベスト10、今年はスタイルを変えてジャンル別ベスト書籍紹介を。

2017年勝手にブックランキング・ベスト10
2017年、今年も例年と変わらず読んだ本は132冊。

2007年から10年間続けてきた「20xx年勝手にブックランキング・ベスト10」
自分の読書ライフの振り返りも兼ねて、毎年年末に更新してきてはや10余年。

ちょっとマンネリ化してきたこと、ランキングをつけることが難しくなってきたことなどから、今年はちょっと趣向を変えて、ジャンル別ベスト書籍を紹介。

■その1:文学賞編

4000014080月の満ち欠け 第157回直木賞受賞
佐藤 正午
岩波書店 2017-04-06

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上半期直木賞作品
ノミネートする前にすでに読んでいたので、ノミネートされたとき、受賞したとき、納得のいく結果だ!と自己満足したものです。
ノミネート作品で予想があたったのは、中島京子さんの「ちいさいおうち」以来かしら。
前作の「鳩の撃退法」で今までの作家の誰とも似ていない、とらえどころがないような不思議感が心地よく、次回作に期待していたのでした。
今年はこの本をはじめ、生から死までの時間軸を巧みに表現した小説に心奪われました。
一代記でもなく、平行世界(パラレルワールド)でもなく、SFやミステリーでもなく、ジャンル分けが難しいのですが、それなりに長く生きてきた人間でないと理解できないというか、人生後半に入った人間にしか共感できないような境地で読んだものが多かった気がします。

最近は、本屋大賞がしっくりこなくなったのも、年齢のせいかもしれない?と思います。


■その2:ノンフィクション編

4163907246ユニクロ潜入一年
横田 増生
文藝春秋 2017-10-27

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ジャーナリズム精神のすごさを魅せられました。
潜入取材した書籍は、目新しいジャンルではないのかもしれませんが、私にはかなり衝撃でした。
本の趣旨とはかなり外れる感想ですが、著者の年齢でユニクロで即戦力で働けること、その条件として偽名ではなく姓まで変えてしまう執念、まさに書き出しからの驚きでした。
ユニクロだけでなく、他の企業も問題ある体質を抱えていることは明らかで、その実態を明らかにすることは必要だと思います。全てを鵜呑みにすることは出来ないにしても、社会が問題意識を持つためには、この書の役割は大きいと思います。


脳が壊れた (新潮新書)
脳が壊れた (新潮新書)鈴木 大介

新潮社 2016-06-16
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これもかなり衝撃的でした。
今年は、発達障害などの脳に関する話題や書籍が多かったのですが、その中でこれは先天性のものではなく、病気による後遺症からくる高次脳機能障害になった著者のルポライターの闘病奮戦記。
感情のコントロールが出来ないなど、脳と行動が伴わない症状など、大変わかりやすく表記され、とても勉強になりました。
いつ何時、自分や周りの人がそうならないとは限らず、他人ごとでは済まされないこととして、身につまされながら読むとともに、実力のあるルポライターだからこそ、障害を抱えながらもここまでリアルに表現した筆者の力量にプロのすごさと尊敬の念を抱きました。


■その3:新書編

402273700X書く力 私たちはこうして文章を磨いた (朝日新書)
池上彰 竹内政明
朝日新聞出版 2017-01-13

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今年はどうも文章が書けないことにかなり悩んだ年でした。
昔から得意ではない、才能がないことは重々承知しているものの、それでも仕事関連の報告書などは書かないわけにはいかない。
ある程度、フォーマットが決まっているので、これまでは何とかルーチンワークとしていたのですが、この頃、なぜか書けない!?どうしようもないのです。
ということで、書けるようにと縋りついたのが書き方の本。
で、池上さん、竹内さんは確かに素晴らしいし、説得力もある。
けれど、書けない。それは読み手、私の問題である(笑)
しばらくこのスランプから抜け出せそうにないのです。


■その4:絵本・猫本編

あるかしら書店
あるかしら書店ヨシタケ シンスケ

ポプラ社 2017-06-06
売り上げランキング : 1145


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今、人気の絵本作家のヨシタケさん。
その中でもこの本は、大人にとっても、本好きにとっても、とても楽しく嬉しい本なのです。
子供たちがこの絵本を見て、大人になってからも思い出して、本を手に取ったり、その子供に伝えてくれればと願います。

ともう一つ、猫のハートフル絵本。

4434236318わたしのげぼく
上野 そら くまくら 珠美
アルファポリス 2017-07-01

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猫本は、絵本に限らず常にアンテナをはってチェックしています。
ちょっと不機嫌な?猫キャラクターの漫画家、私の好きなくまくら珠美さんの絵が、このお話にピッタリなんです。
動物を飼っている人や猫好きの人の贈り物としても最適な一冊です。


■その5:史実を元にしたフィクション編

412004985Xデンジャラス
桐野 夏生
中央公論新社 2017-06-07

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「史実を元にしたフィクション」という表現、実は最近知って、なるほどしっくりくるなーと感心した言い回し。
昔は伝記物としてひとまとめに括られていたように思うけれど、確かに伝記物は書かれていたことをそのまま信じていたけど、今から思えばそうなのかしらと思うことも多い。
さて、これは谷崎潤一郎の晩年のお話。
近年は老年・晩年になると、認知症や孤独死など、とかく淋しく枯れた話が多いけれど、これは最後まで艶やかな谷崎を想像できる頼もしい話でもある。
これを機会にまた谷崎作品を改めて読むきっかけにもなり、他の文豪作品も読み直してみようと思っています。


このジャンル「史実を元にしたフィクション」の代表的な作家、原田マハの美術にまつわる話がとても面白く、美術館に足を運びたくなります。

4344031946たゆたえども沈まず
原田 マハ
幻冬舎 2017-10-25

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この作品は、ゴッホに焦点をあてているのではなく、日本人の美術商との関わりから巧みに描いているかなり凝ったプロットの作品。芸術に無知な私にもわかりやすく、日本の文化を再認識させてくれる勉強になるお話です。


■その6:同年代・同性だから共感できるのか?編

4093864551ぼくの死体をよろしくたのむ
川上 弘美
小学館 2017-02-28

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これはすとんと物語に入り込み、全く違和感なく心地よく完読したという一言。
著者の作品は、全く受け入れられない作品もあり、私にとっては、○か×か評価が分かれる両極端な作家さんでもありますね。
でも、年齢が近いからか、共感できなくても、その背景が想像できたり、そんな考え方もあるけど、私はその時はこんな感じだったなと、いろいろな想いを馳せることができたり・・・します。


■番外編:連載もの

B074FS4CYQ母さん、ごめん。 50代独身男の介護奮闘記
松浦 晋也
日経BP社 2017-08-03

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これは、日経ビジネスオンラインで連載されていた「介護生活敗戦記」
毎週楽しみにWEB連載を購読していたものです。WEBの連載物をきちんと読んだのも初めてのことです。
自分にも近い将来やってくる親の介護、筆者が自営業であることなどから、毎回参考にもなり、同情・共感したり、涙したこともあり、と連載に寄り添う形で、次号を楽しみにしていたのでした。
そのうち、自分の親のことよりも、自身が老いたとき、我が息子との状況を想像してみて、恐怖に変わったりといろいろな想いを抱えながら、購読していたものです。
もし私が認知症になったとき、この本を息子が手に取ってくれればと願っています(^^;


さて、2018年。
乱読気味に加えて、記憶力低下で読んだ本が素通りすることも多々あり。

ここらで、過去のランキング上位の本を今一度、読み返してみたり、若いころに読んだいわゆる「推薦図書」とされる文学作品を読み返す機会を作ろうと思っています。
さしあたっては、携帯電話が存在しない時代に書かれた本にさかのぼってみます。

ちなみに2017年までに読んだ本のリストは、恒例のよんだ4!のサービスを利用してアーカイブしています。
本を探している人は、ご参考に(なるかも知れません)

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