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2018年勝手にブックランキング・ベスト10、元旦は車窓での読書初め

元日・JR西日本乗り放題2018きっぷ

2018年に読んだ本は110冊。
例年と比べて、20冊ほど少なめ。
私にとって、読書は趣味であるとともに、精神安定剤でもあり。
減数になった理由は、仕事が忙しかったからではなく、2018年は精神的に安定していた!?とも解釈できるかも(笑)

さて2018年は、写真↑のきっぷ「元日・JR西日本乗り放題2018」にて早朝6時前に出発して、日帰りで尾道・倉敷の旅へ。

サンダーバードを乗り継ぎ、山陽新幹線、山陽本線の車内で文庫本2冊をお供に、元日から読書三昧の贅沢なスタートとなりました。
とはいえ、心地よい揺れにうたた寝も加わりながらでしたけど(笑)

それでは、2017年に引き続き、勝手に設定したジャンル別ベスト書籍を紹介。

とその前に・・・

これまでブックランキング・ベスト10で本を紹介するために利用していたAmazonのAPIのWEBサービス「G-Tools」、2018年10月にサービスを終了していました。

書名を入れると、表示したい本のタイトルや写真の大きさ、枠、レイアウトなどカスタマイズ出来る優れものだったのです。

G-Toolsが2018年10月にサービスを終了
代替ツールとしてG-toolsに似たサービスもあるようですが、今回からは、本家のamazonアソシエイトの商品リンクを利用して本の紹介とします。

G-toolsは、写真の大きさを大中小と選択出来たり、本の価格を表示OFFに出来たのですが、本家サービスは、背景やリンク色などしかカスタマイズ出来ず。
そして最大の難点が、著者名が表示されないこと!
商品リンクの横に、本のタイトル・著者名を表示したいところですが、今回は上部にテキストで補足します。

ちなみに、アマゾンのアフェリエイトを利用しているといっても、年に1回の記事にしか使わないので、支払い履歴は2013年に999円の1回のみです(お恥ずかしい限り^^;)

それでは、独自のジャンル別にランキング。

■その1:読み応えのある正統派の小説

ある男 平野 啓一郎


2018年の私ランキング、今年のダントツ1位でした。
読んだ直後の感想↓・・・自分だけしかわからない文、かなり興奮してますね(汗)
あらゆる無常を無理なく城戸という人で表現している。
いままでモヤモヤとしていた感情をわかりやすい文章で表現してくれた思いが強く、共感する部分が多い。
読後にプロローグを読み直すほどに。


この世の春 上・この世の春 下 宮部 みゆき


上下巻の長編大作です。
舞台は時代劇あやかしものですが、SF、ミステリー小説として通用するエンターテイメント。
映画化されそうなお話です。けど、個人的には安易に映画化、内容改変されて欲しくないところです。


歪んだ波紋 塩田 武士


この作品で、社会派作家の地位を確立しつつありますね。
これからの情報社会に鋭く迫った作品、数年後にまた読んだときにはどう感じるのか、どう社会は変化しているのか気になるところ。


■その2:シリーズを希望!

続編、できればシリーズ化して新しい世界を広げてほしい作品です。

5時過ぎランチ 羽田 圭介


3編の中の「内なる殺人者」の続編が読みたい。
本の紹介文で羽田氏、「今後10年は書けない作品です。・・・」と書かれているけれど、10年待てません。
小麦アレルギーの殺し屋の次回作、真面目で優しい主人公のピンチと華麗なお仕事が見たいのです。


大家さんと僕 矢部 太郎


大家さんが亡くなったというニュースを聞き、本当に残念です。
連載も中止になったようですが、この本発売後の連載分の書籍化希望です。
スピンオフ編など、違った形でのハートフルな漫画をまた書いて欲しいですね。


■その3:素敵な装丁本

本の内容ももちろん良かったのですが、インテリアとして飾っておけるオシャレ本。
どっちもヒグチユウコさんです!
装丁だけでなく、各ページもとてもキレイで、何度でも広げたくなる宝物のような存在。
プレゼントとしても最適です。猫好きにもお勧め。

思えば、孤独は美しい。 糸井重里 装画:ヒグチユウコ


内容盛りだくさん。相当に贅沢な本です。
表現できないのがもどかしいですが、現物を見なきゃわからない良さです。


猫のエルは 町田 康、ヒグチ ユウコ

猫好きは知っていたけれど、著者の本初めて読みました。
猫だけでなく動物好きな人に。

■その4:テクニック編

普通の小説とは違う。けれど活字の凄さを感じさせる2作。


54字の物語 氏田 雄介(著) 佐藤 おどり(イラスト)


俳句や短歌すら出来ない私にとって、決められた文字数で表現できるって素晴らしいとしか言えない。


往復書簡 初恋と不倫 坂元 裕二


手紙のやり取りというより、本当に小説、いやドラマがそこにありました。
舞台もぜひ、見てみたかった。新しいジャンルの読み物です


■その5:古くても新鮮、絶版にはしたくない本

百間先生に癒やされた年でした。
数年前に金井田 英津子さんが描いた絵本「冥途」を読んだ時も、文豪の一人という印象であったけれど、随筆を読んで一気に印象が変わり身近な存在に。
慣れない文体の中にも、生活感や良い意味でのいい加減さが伝わってきて、身近な存在となりました。


百鬼園随筆 内田百閒


この装丁、芥川龍之介が書いたもの。
素敵な装丁本編にも入れたかったくらいお気に入り。この本の装丁は変えて欲しくない貴重な文庫本です。


るきさん 高野 文子


これは新装版。
高野さんの本、古いものはなかなか入手困難になりつつある気がします。
バブル時代が知りたい人は、是非この本を。
といっても、全然嫌味がなく、意外にも地味に生きていた人が普通にいたことわかってもらえます。


■その6:旅行に行きたくなる編

オリジン 上 下 ダン・ブラウン


ラングドン教授の新シリーズ。
今度の舞台はスペイン、スペインの歴史と最新のAIが絡む新感覚の長編。
今回も世界史の勉強もでき、スペイン各地をVR旅行できたお得感満載の満足作。
読後には、とにかくスペインに行かなきゃ!となってしまう。
サグラダ・ファミリア見たい!早く実現したものです。


東京しるしのある風景 松田 青子


前記事にも書きましたが、風景印の存在を知って楽しみが増えたのでした。
郵便局は日本全国どこにでもある、新たな旅の目的が加わりました。

さて、ジャンル別にまだまだ紹介したい本はまだあるのですが、2018年編はここまで。

風景印も集めたいけれど、全国の図書館にも行ってみたいと思っています。
今春に行った日比谷公園内にある日比谷図書文化館、一日いても足りないくらい魅力的な図書館でした。
本から広がる世界、また新しい発見に出会る1年であれと思います。

ちなみに2018年までに読んだ本のリストは、恒例のよんだ4!のサービスを利用してアーカイブしています。
本を探している人は、ご参考に(なるかも知れません)

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