
毎年、恒例の2009年の私のブックランキングです。なんと今年は80冊近く読んでました。
今年後半からの登録になりますが、私のブック履歴はよんだ4!のユーザページに登録されています。
私の今年のヒットは、Twitterというよりも、このTwitterのAPIから生まれた「よんだ4!」がいちばんのヒットでした。
これで読書熱にさらに火がつき、睡眠不足の日々が続いたのでした(笑)
さて、ベストテンの発表の前にまずは、番外編。
今年は、上記のねこ新聞に出会えたました。年間予約制で、毎月1冊、月初めに届きます。
猫のアートと文学が毎回、ぎっしり詰まった読み物です。
今年の出会いのひとつとしてうれしく思っています。
さて、本題へ。
村上春樹の1Q84、書評に引かれて読んだ啓発本など、話題になった本は一応チェックしましたが、結局は、自分のごひいき作家の作品ばかりを読み続けたいつものパターンでした。
ということで、ランキング。
第10位は、
![]() | 百瀬、こっちを向いて。 祥伝社 2008-05-10 by G-Tools |
単行本「I LOVE YOU」の短編集”注目の男性作家陣が紡ぐ、奇蹟の恋愛アンソロジー”の1編。
伊坂幸太郎の話を読みたくて購入したが、この永田永一の作品がいちばん、気に入った作品でした。
なんの先入観も持たずに読むと良い本。今後の作品に注目したいところ。
第9位は、
![]() | 砂漠 実業之日本社 2005-12-10 by G-Tools |
単純に、今までの伊坂幸太郎の作品でいちばん好きな本。
楽しい超能力は、心を豊かにしてくれる(笑)
第8位は、
![]() | うちのまる ~養老孟司先生と猫の営業部長 ソニー・マガジンズ 2008-11-28 by G-Tools |
まるちゃん、とにかくかわいい。
営業部長として適任!
スコティッシュフォールドって、すべて折れ耳なのかと思ってたけど違うのね。
第7位は、
![]() | WordPressレッスンブック 2.8対応―ステップバイステップ形式でマスターできる ソシム 2009-09 by G-Tools |
仕事の本で今年お世話になった本。
WordPressをはじめてみようと思う人にはお薦め。
この手の本としては、かなり充実度は高いと思う。
第6位は、
![]() | 鴨川ホルモー (角川文庫) 角川グループパブリッシング 2009-02-25 by G-Tools |
私の読書のジャンルとしては、いちばんあっているもの。
なんといっても、現実にはありえない世界に入れるし、読み終わったあともいやな余韻を残さず、元気になれる読み物。
だから嫌なことがあった日に読むには、最高の作品。
映画も見ました。こっちはうーん、微妙。
もう少し京都の風情があれば、良かったんだけどね。
第5位は、
![]() | その日のまえに (文春文庫) 文藝春秋 2008-09-03 by G-Tools |
短編ですが、連作になっています。
とにかくやさしい気持ちになりたいときには、重松清。
重松世代として、共感できるところがたくさんある暖かくて切ない話。
第4位は、
![]() | 一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫) 講談社 2009-07-15 by G-Tools |
2007年の第4回本屋大賞1位の作品でしたが、なぜかいままで読まなかった。
たぶん、テレビ化されたものをちらっと見て、若者向けの番組だったのでちょっと違うなと感じたからだと思う。
そして、1巻を読んだ時点でも、「これって子供の本だー、あー失敗した」と正直にがったり、悔やんだ。
それでもなぜか?2巻目を読んでしまって、その途中で読み方が変わった。
平易な文なので簡単に読める分、素直になれるというか、感情を移入しやすいのかすっかり感動のフィナーレとなっていた。
大好きな陸上だったこともあるけれど、やっぱりスポーツ物は熱いのだ。
第3位は、
![]() | 死神の精度 文藝春秋 2005-06-28 by G-Tools |
伊坂幸太郎、作家でのランキングはダントツ1位です。
今年は「伊坂幸太郎に始まって、伊坂幸太郎で終わる」といって過言でないくらい伊坂漬けでした。
とりあえず、今年までに発行している作品はほぼ読破。ちょっと中毒気味でした。
で、どの作品がいちばん良いかというと1作品に絞るのは難しいのですが、この「死神の精度」が最初に読んだ伊坂作品だから。
この作品を1ばんはじめに読んだことがきっかけで、伊坂ワールドに入れたことの偶然を大切にしたいと思いますね。
さて、この本のよかったところ。
死神が、サントリー「BOSS」の宇宙人シリーズのトミー・リー・ジョーンズとなんだか似てるところ。
そう思ったのは、私だけかしら(笑)
第2位は、
![]() | 風が強く吹いている 新潮社 2006-09-21 by G-Tools |
第1位にするか迷ったけど、敢えて2位。ほとんど1位との差はありません。
箱根駅伝を知らない人でも、どこまで感動できるのか、その違いを知りたい。
でも、まあそんなことはどうでもよくて、10人それぞれの人間がうまく描かれている点で感動ものですね。
映画は見損ないましたが、箱根に興味がない映画好きの(上映中の映画をほとんど見る)友人も、「ぜんぜん期待してなかったけど、良い意味での期待はずれで、かなり面白かったわー」とのこと。
しかし文学や映画より、本当の箱根駅伝ははるかに感動的です。
第1位は、
![]() | サウス・バウンド 角川書店 2005-06-30 by G-Tools |
奥田英朗は、直木賞「空中ブランコ」からのファンで今年もいろいろ読んだけど、やはりこれがいちばん、読み応えがあったし、読後感がさわやかだった。
スポーツ物の読後感が爽やかなのは当たり前で、スポーツ物でないのに、読後感が良かったことから、1位の栄冠。
奥田英朗は、軽いか重い(長編)、読後感がすっきり、どんよりの両極端な内容のものが多い。
その中でもこの作品は、長編なんだけど重さも感じず、笑いあり感動あり、風刺ありとさまざまな内容を織り込ませて、無理がなくいっきに読めた。
なんといっても、この問題ありの父は最高。
さて2010年。読書熱はこのまま継続するのか・・・、とりあえず、このお正月も読書三昧です。
コメント (2)
明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願い申し上げます。本日より仕事始めです(笑)。
箱根駅伝、毎年毎年、涙なくして見れません・・・。今年も感動のドラマがありましたね〜。ところで「東洋大学」って、能登島で合宿&トレーニングしているそうですね。更に感動しました。
投稿者: 天野誠 | 2010年1月 8日 14:34
日時: 2010年1月 8日 14:34
おめでとうございます。
そう箱根駅伝はいつも感激、感動ですね。
「風が強く吹いている」を読むとさらに感動ものですよ、是非、お薦めします~。
投稿者: nakano harumi | 2010年1月 8日 16:34
日時: 2010年1月 8日 16:34