MT4から有償ライセンス、無償ライセンス(個人)に加えて、オープンソースMTOS(Movable Type オープンソース)が追加された。
このMTOS、オープンソースGPLによる公開。
GPLの説明は割愛させていただくとして(オープンソースでもいろいろなタイプがあり結構難しい)、MTと同じCMSツールのオープンソースとして、XOOPS、Geeklog、Modxなどたくさんある。
さてMTOSのダウンロードは英語版なので、インストールウィザードから日本語で行うことができるように小粋空間さんが「MTOSリリースと日本語化手順」として説明してある。
3種類の方法が明記されているが、3番目の「3.完全に日本語化する」の手順に沿ってインストール。
通常は、ウィザードは使わずインストールするのであるが、今回は初めてウィザードを使う。
問題なくインストール完了。
管理ページもまったくライセンス版と同じだ。
フッターに「Movable Type Open Source version 4.1」が表示されていることで見分けがつく。
さてこのMTOS、MT4.1ライセンス版に比べて機能制限がある。
・MT4.1から適応された「カスタムフィールド」がない
・「汎用ウェブサイトテンプレートセット」がない
ということで、MTOSはCMSとしてではなくブログとしてのオープンソースとしての役割が大きい。
とはいえ、上記機能がなくても充分CMS構築はできる。
MTOS導入の選択肢。
難しいところではあるが、ライセンス版でもまだまだバグもある(^^;
MTOSでのコミュニティが日本でもさかんになれば、MTOSの選択肢の幅も広くなってくるのではないだろうか。
ただ、MovableTypeが日本で爆発的にヒットした所以は、ライセンス(有料、それもとりあえず払える適正価格)=信用でもあったのではないであろうか。また以前からオープンソースであったCMSのコミュニティとは異なった情報発信、むしろコミュニティとしての広がりではないところ。
なので、MTOSも従来のCMSコミュニティとしての広がりではない方向にいくことを期待し、MovableTypeがさらに進化したCMSツールとなる一助をになって欲しいと思う。