Analytics 日本版 公式ブログで2009年12月、「Google Analytics のトラッキングコードが新しくなりました」に続いて、2010年5月正式に、標準のトラッキングコードになったことが発表になった(「成長し続ける Google Analytics のエコシステム」)。
すでに、google Analyticsにログインすると、新しいトラッキングコードが表示されている。

前回、変更になったときは(urchin.js →ga.js)、管理ページでは新旧のコードが表示されていた。
参考:Google Analyticsの新しいトラッキングコードga.jsに変更しましょう
しかし、今回は、新旧の表示はなく、新コードのみの表示である。
また、ステップとして
1.何をトラッキングしますか?
2.サイトにこのコードを貼り付けます
とあり、1.何をトラッキングしますか?の選択肢として
・単一のドメイン(デフォルト)
・複数のサブドメインがある1つのドメイン
・複数のトップレベルドメイン
と3種類から選択するようになっている。
通常は、デフォルトの「単一のドメイン」でOKだか、サブドメイン運用を行っている場合、ちょっと迷ってしまう表記でもある。
しかし、以前からメインドメインと複数サブドメインでの管理方法については、2通りの管理方法があるので、それぞれ1つのドメイン毎にプロファイルを作成している場合は、「単一のドメイン」とする。
変更点は、もう一つ。
コードを貼り付けるHTMLの場所。
今までは、</body> の前に挿入
新コードは、
・</head> の前
但し、
Googleの日本語のAnalyticsヘルプ「Google Analytics 非同期トラッキング コードとは」には、
非同期のコードは、ページ上部の <body> 開始タグの後に配置する
とある。
けれど、同じヘルプページ「トラッキング コードの設定」では、
・</head> 終了タグの直前に貼り付けてください
英語版、GoogleCodeも、同じである。
ということで、どこに設置?で混乱をきたしているが、まあ、</head> 直前であろう。
この非同期トラッキングコード
・全体的なページ読み込み時間が短縮される。
・リッチ メディアやスクリプトの多いページへの訪問で、滞在時間が短い場合でもセッションを記録できる。
・トラッキング コードを読み込む前に発生したクリックについてもデータを収集し保持できる。
のメリットがある。
当面は旧コード運用でも問題ないので、機会をみて移行することをおすすめする。
但し、第1世代のトラッキングコード(以下のコード)のままになっている人は、変更が必要ですね。
▼第1世代のGoogle Analytics トラッキング
<script type="text/javascript" src=" http://www.google-analytics.com/urchin.js "></script>
<script type="text/javascript">
_uacct = "UA-xxxxxx-x"
urchinTracker();
</script>
また、変更時は、新旧コードが混在すると正確な計測ができないので、すべてのページを変更する。
CMSツールでの運用の場合は、一括して変更できるが、それ以外のページ、連動している問い合わせフォームやショッピングカートなどのページも忘れずに変更しよう。