MT4.2のベータ版、MTCSの機能も同梱されているRC3日本語ビルド・コミュニティ・ソリューションをインストールした。
以前行ったMT4.0のベータ版は、日本語化などいくつかの処理をconfig.cgiに設定しなければならなかったが、今回はダウンロード、インストールが簡単に行えるようになっている。
さて、最も期待する「パフォーマンス向上」
MT4.1では、パフォーマンスに不満を抱えているユーザが増えており、この不満をどこまで解消できるのかが気になるところ。
アップグレードインストールは行っていないので、その効果は計れていないが、再構築を行うと画像のように処理時間が出力されるようになっている。
今のところ、新規インストールした時点では、最近やたらに遅い・重いと強く感じているMT4.1なので、なんとなく少しだけ速いかな??と思うくらいである。
ここは正式版を待って、MT4.1アップグレードで体感したい。とにかく早くリリースしてと切実に待ち望んでいるのである。
次に「テンプレートプレビュー機能」
記事のプレビューと同じように、「確認」ボタンを押すとテンプレートのプレビューが表示されるようになった。
これはテンプレート変更の敷居を低くすることになり、ありがたい機能である。
ただ、今のところ、メイン、アーカイブテンプレートが対象である。
モジュール単位でもプレビューができると、モジュール単位での管理がわかりやすくなるかもしれない。
もう一つ、画像の右側「インクルードモジュール」が4.0のときよりも細分化されわかりやすくなった。
4.0、4.1では、
ヘッダー、ブログの概要、フッター の3つに分かれていたが、これは前からあまりにも安易な分割のしかただろう!とつっこみを入れたくなるテンプレートだったから当然である(笑)
いずれにしても、MT4.0でデザイン回りの機能については、一般ユーザにはかなり難しくなっていたので、少しわかりやすくなったと同時に、開発側としても工数を短縮できる機能である。
さらにテンプレート機能がわかりやすくなった「テンプレート一覧画面」
テンプレートすべての一覧ページが作られた。
なぜ、この一覧ページがなかったのか今から思えば不思議である。
これで、全体のテンプレート構造が把握できるし、一般ユーザにも説明しやすくなる。
MT3では、テンプレート機能であるウィジェットが脚光をあびていたが、MT4.0ではこのウィジェット、どこにあるのかもわかりにくくなり、よい機能が全く継承されていなかった。
そこで、4.2ではこのウィジェット機能がMT3での運用していたときのように再び使いやすくなっている。
ただ、4.1ですっかり「モジュールテンプレート」ベースで構築してきたので、私としてはウィジェットテンプレート、あまり今後も利用しないかもしれない。
MT4.2は、4.1の不便なところを解消するバージョンアップであるので、かなり期待できるかと思う。
新規ユーザ(少しカスタマイズもしてみたい積極派)は、MT4.0、4.1でデビューするよりは、MT4.2でのデビューの方がかなり簡単かもしれない。
また、MT3からのアップグレードユーザも4.2からの方が多少理解しやすいのではないかと思う。
追加の新機能、Movable Type コミュニティ・ソリューション(MTCS)の機能はまた後ほど。
簡単にいうとXOOPSなどのフォーラム機能に近い。
また、4.1ではコメント新機能が使い切れていなかったところが、MTCSになって使いやすくなったといったところか。