PDFの入力フォーム機能を利用したちょっと便利なFAX用紙

PDFフォーム

PDF用紙をダウンロードすると、ブラウザにPDF形式のページが表示される。
すると、このPDF用紙、メールフォームのようになっていて入力することができる。
PC上から、フォームに名前などを入力したあと、印刷してFAX送信するといったものである。
通常は、PDF用紙をダウンロード → FAX用紙を印刷 → 手書きで記入 → FAX送信
PDFフォームの場合は、PDF用紙をダウンロード →フ ォームに入力→FAX用紙を印刷 → FAX送信
という手順。


Webでのお問合せの形態として
1.メールフォームの利用(CGIの利用)
2.電話
3.FAX送信
 一般的にはFAX用のフォーマット用紙を印刷して、送信してもらう。
 HTMLで作成した用紙、PDF用紙などがある。
FAXではPDF形式でダウンロードしてもらい、それを印刷する方法が一般的になってきている。
この機能に付加価値をつけたサービスである。
まだまだ導入しているサイトは少ないが、探したところでは
事例として
1.埼玉県菖蒲町のWebサイト「埼玉県菖蒲町へようこそ!」の住民票の写等交付申請書
 入力フォーム付きPDFと入力フォーム無しPDFを用意している。
2.額縁・ミサキヤの「ご注文用FAX用紙」
 入力フォームの方法も丁寧に書かれている。
3.株式会社扶桑ゴム産業のFAXフォーム・見積用紙
 PDFフォームの中に、コメント機能(黄色の付箋)を利用して入力のヘルプとして利用している。
メールフォームとFAX用紙の手書きを組み合わせた新しい形式。
BtoBのシーンでは、まだまだペーパレス導入の会社は意外に少なく、FAXでの通信手段はまだまだ根強い。
また見積書作成などでPDFフォーマットを利用する機会も多いので、個人客に比べて受け入れやすい形態ではないだろうか。
ちなみにこのPDFフォームの作成、Acrobatがあれば簡単に作成できる。
先日のアドビ システムズのメルマガでもPDFフォームの活用を推奨している。
PDFフォームのここがスゴイ!
Acrobat 8までは、Proでしか作成できなかったようであるが、Acrobat 9ではStandard にも搭載されている。
ただ、Acrobat Readerは無償でダウンロードできるが、Acrobatは有料。
無料体験版もダウンロードできるし、スキャナにAcrobatソフトがついているものもある。
興味のある方は、PDFフォームに挑戦してみては?
(現在リニューアル製造業サイトで、導入予定です。)