GA4のリファラースパム「urlumbrella.com / referral」対策の経過は?

GA4のリファラースパム「urlumbrella.com / referral」対策の経過は?

昨年8月末にGA4のリファラースパムurlumbrella.comがあまりに多く、対策を施してから、1年。

前回の記事は「GA4のリファラースパム対策をタグマネジャー(GTM)で設定する」を。

この1年、目立った動きを感じなかったも、この1週間のレポートのスナップショットを見ると1日だけ、アクセス数がアップしている。

またまた、リファラースパム urlumbrella.com の仕業か?

GA42025年8月のスナップショット

スナップショットから詳細データ、集客>ユーザ獲得 に移行しデータ分析。

Direct が突出して高く、Referral は他の日よりも高いが1年前のスパムリファーラーとまでは言い難い。

GA4「集客>ユーザ獲得」グラフ

さらに、ディメンジョンをデフォルトの「ユーザー最初のメインのチャネルグループ」から、「ユーザーの最初の参照元」に変更して、参照元、リファラーを明らかにする。

GA4の集客>ユーザ獲得デフォルトディメンジョンからでユーザーの最初の参照元に変更

やっぱり、ピンク色線は「urlumbrella.com」だった。除去できていないのか?

昨年と比較すると、この期間だけでみると存在はしているが、総数は少ない気がする。

そこで、1年前との比較データ↓を表示してみた。

GA4でユーザー獲得>ユーザーの最小の参照元データの年比較

実線が今年(過去12か月間)、点線が昨年の数値である。昨年は7回の集中アクセスがあり、今年は4回。
数値は格段に少なく、下記の数値データでわかるように-90%の変化率である。

GA4のリファラースパム「urlumbrella.com」の年間比較数

昨年にタグマネージャーの設定が功を奏したのか、はたまた「urlumbrella.com」の自社サイトへのスパム活動が衰えたのか、結論を出すのは難しいところではあるが、1年目の検証としては良しとした。

もう少し、今後の推移を見守りたい。

さて、リファラーのリストを確認していると、昨年にはなかった気になるリファラー(参照元)がお目見えした。

「statics.teams.cdn.office.net」過去12か月間の推移が下記グラフ。昨年10月後半にアクセス数がそこそこあり。

teamsとあるので、teamsからのアクセスかしらと思うのであるが、今のところ、よくわからない。

スパムではないという判断をして、これも経過観察としよう。

GA4の参照元(リファラー)「statics.teams.cdn.office.net」

さてさて、もう一つ。

しばらくGA4にアクセスしていなかったら、初期ページにスナップショップ(サマリー)のデータが表示されずに、以下の案内が表示されて、自身でレポートのスナップショットを作成するようになっていた。

GA4の初期画面、レポートのスナップショットを自分でカスタマイズできる

ちなみに、今までの初期画面にしたい場合は、いちばん下に「前のレポートのスナップショットに戻る」のボタンが設けられている。

GA4の初期画面、「前のレポートのスナップショットに戻る」ボタン

久しぶりのGA4へのじっくりアクセスだったが、なんだかGA4のメニューの切り替えがやたら重い、遅い気がするなぁ。